XR230とスーパーカブ110を所有したことで暫く新しいバイクを購入することはないだろうと慢心していましたが、その慢心を突き動かすマシンに試乗することが出来ました。
そのバイクとは、近年のニーハンSSブームをさらに激化させた1台、YZF-R25です。
購入したばかりのマシンにも関わらず1時間ほど試乗させてもらうことが出来たので簡易的なレビューをしていきたいと思います。
■スタイリング
YZF-R25が発表された当時、このバイクで1番目を引いたのが逆スラントのヘッドカウルでした。
現行のCBR250RRやNinja250など他メーカーのニーハンSSも逆スラントのヘッドカウルを装備しているところを見ると、R25のデザインが他メーカーに与えたインパクトは大きかったのではないかと思います。
全体的なデザインは250にしては大柄ながらもスタイリッシュにまとまっていて文句なしにカッコイイデザインだと思います。最近、新型R25が発表されましたが、個人的には旧型の方が個性が強く、好みのデザインです。
■走行性能
まず乗って1番驚いたところが、振動の少なさとエンジンのスムーズさです。普段乗っているXR230があまりにも荒削りな乗り味なせいもあってか、R25に乗ったときはアイドリングの穏やかさと高回転まで淀みなく回るエンジンフィーリングに感動すら覚えました。
ここ数年、単気筒のバイクばかりを乗っていたせいもあるのかもしれませんが、R25の並列二気筒エンジンの仕上がりはかなり上質なものだと思います。
またハンドリングもアップライトなセパレートハンドルのお陰でネイキッドバイクのような自然なフォルムでバイクを倒し込むことが出来、軽快感は抜群です。166kgという車重の割に、それを感じさせない軽快感を感じられたのはマスの集中化が効果的に行われている証拠でもあるかと思います。
■総評
ニーハンSSブームの火付け役を代表するバイクとして、YZF-R25は完成度の高い1台だったと思います。市街地から高速道路までオールラウンドで使えて、維持費も安いとなれば、このクラスのSSが売れに売れるというのも納得ができます。
機会があれば、このR25を凌駕するCBR250RRや新型R25、Ninja250にも乗ってみたいものですね。
(おまけ)
霞ヶ浦で撮った1枚。ここ数日雨だったので最高に気持ちの良い曇り空でした。早く晴天の中をバイクで走り抜けたいものですね。
(おしまい)