最近はあまりの寒さに大してバイクに乗れていないので過去に乗っていたバイクのレビューでもしていきたいと思います。
トラスフレームがおしゃれなネイキッド、なんとなくドゥカティ モンスターに似ているような気がするホンダ VTR250(2011年型FIモデル)です。
このバイクは自分が教習所を出て始めて買ったマニュアルバイクでもあり、所有していた3年間で1万6千キロほど乗っていました。
今乗っているCBR125R に比べてVTR250には欠点が何一つありませんでした。どの回転数からでも加速できる力強いトルク感、フレンドリーなハンドリングとポジション、心地よいVツインのパルス感などホンダがVT250Fから30年近くかけて熟成させてきたVツインクォーターの出来はホンモノでした。
強いて欠点を挙げるとすればシート高が755mmと意味不明なほど低いため膝の曲がりがキツかったことぐらいでしょう。
CBR125Rに乗っている今だからこそVTR250に乗っていて良かったと思えることは高速道路に乗れたことでしょう。250ccのバイクで高速に乗るのは快適ではありませんが絶望的に退屈な北関東の下道を移動する無駄な時間を大幅に短縮することができます。
高速に乗れない125ccクラスだと片道300キロを超えるツーリングは億劫ですがVTR250に乗っていた頃は遠く離れた伊豆スカイラインやターンパイクにも足を運んでいました。
VTRに出会わなければ見れなかった景色が自分にはたくさんありました。そしてその景色の全てが自分にとっては大切な思い出になりました。
バイクの魅力はスペックシートで決まるわけではありません。その魅力を引き出すことができるかどうかは、自分次第なのです。
(おしまい)
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