前半に引き続き、ベトナムで見かけたバイクを紹介していきます。
前半の記事は以下からどうぞ↓
今回1番気になったのが、このスーパーカブ110(JA07)のようなバイクです。
誰がどう見てもJA07にしか見えませんが、よく見るとエンジンの形が違っていたり、外装も安っぽかったり、どことなく怪しさが漂います。
スーパーカブやホンダのロゴが貼られているものもありましたが、どうやらJA07のコピーバイクのようです。
このコピーカブはベトナム全土で頻繁に見かけられました。
ホンダロゴがなく外装もチープなので偽物感たっぷりです。。。
日本に帰って調べてみたところ、このコピーカブは現地メーカーであるタヤ・モーターにて製造、販売されているカブだそうです。ホームページにもガッツリとカブと書かれてます^^;
(↓海外サイトなのでアクセスは自己責任でお願いいたします)
Xe cub 50cc đời mới nhất tiết kiệm xăng, hàng chính hãng
スーパーカブ110だけでなくC125のコピーバイクも見かけられましたが、どうやら同じタヤ・モーター社製のようです。
YouTubeに公式動画も上がっていますが、どう見てもスーパーカブ110です^^;
XE CUB 50CC TAYA LUXURY - TAYAMOTOR.VN - YouTube
ただタヤ・モーターのラインナップの多くは50ccみたいです。ベトナムでは50ccは免許やナンバー登録が不要で乗れるようです。ただ、日本と違って50ccはほとんど街中で見かけられず、ほとんどが110ccか125ccでした。
(たま〜に本物のスーパーカブ90もいました)
一部コピー製品があるとはいえ、ベトナムではちゃんとした国産バイクや国産車の開発も進められているようです。
ベトナムの複合企業であるビングループによって設立されたVinfastというベトナムメーカーのバイクや車がショッピングモールに展示されていました。
どことなく、ベ○パに似てるような気もしますが気のせいでしょう。。。
Vinfast製のセダン車は街中でも走っているところをよく見かけました。ピニンファリーナのデザインらしく、先進的でなかなか良いデザインでした。
これだけバイクで溢れた国にも関わらず、大型バイクを見る機会は両手で数えるほどしかありませんでした。
ホーチミンの日本人街であるレタントン通りでGPZやDucatiを見かけました。
半ヘルで乗っていると思われるCBR650Rもハノイ市内で見かけました。大型バイクは都市部でのみ見かけました。
ヤマハディーラーにも大型バイクは置いてありましたが、店の奥で飾りみたいになっており、需要は少ないようでした。
なんだかシュールなマネキンもありましたが、ベトナムでフルフェイスヘルメットを被っている人は極僅かでした。。。
大量のバイクで溢れているベトナムですが、2030年以降は大都市でのバイク使用を規制する予定だそうです。そのため急ピッチで市内の公共交通網が整備されており、2022年にはベトナム初の都市鉄道が開通しています。そのため、このカブ天国を拝むことが出来るのも長くてあと8年ぐらいかもしれませんね・・・^^;
(おしまい)