納車から一年という節目を迎えたため、一年で6000キロ乗ったスーパーカブ110(JA44)の簡易レビューをしていきたいと思います。
■走行性能
納車直後はJA07に比べ遅いと嘆いていましたが、慣らし運転を終えて2000キロを超えたぐらいからエンジンやチェーンにあたりがついたのか、当初感じていた遅さはなくなりました。
まぁ相変わらず快適に巡航できるのは制限速度までといった感じですが、両輪ドラムブレーキでABSもないことを考えると充分な気もします。
流れの早い郊外で長時間乗り続けるのは少し大変かもしれませんが、ストップアンドゴーの多い都市部ではクラッチ操作が無いため快適そのものです。ハンドルの切れ角が大きく、車体も軽いため小回りが効き、通勤通学にはもってこいの街乗り最強バイクだと自分は思います。
■カスタム
モリワキマフラーをつけたり、フロントスプロケット、ウインカーレンズを交換したり色々とカスタムをして楽しんでいます。250ccのバイクに比べ半額程度でモリワキやヨシムラのマフラーを買えたりするのでカスタム沼にハマらないよう気をつけないといけません。
ただ素人レベルだと良いセッティングを出すことは難しいため、なんだかんだ純正で乗るのが一番かなと思うことはあります。(今はマフラーもスプロケも純正に戻して乗っています^^;)
■整備性
センタースタンドが付いているため基本的な整備は手軽に行うことができます。チェーンカバーがついているお陰でチェーンメンテのサイクルも他のバイクに比べると長く、タイヤやブレーキパッドといった消耗品も比較的安価なため整備にかかる手間とコストは少ないと思います。自分の車体は6000キロを超えたあたりからギアを入れた状態で後進できなくなったためクラッチの調整をしましたが、基本的にはブレーキやタイヤの空気圧の調整など定期的なメンテナンスをしてあげれば快適なライディングを楽しめると思います。
■実用性
ちょっとした買い物からロングツーリングまで全てをこなせるオールラウンダーだと自分は思います。昨年のGWは福島県まで一日の走行距離が300キロを超えるロングツーリングをしましたが、3年前にCBR125Rで福島までロングツーリングに行った時に比べ疲労感は少なかったです。
また昨年はキャンプ道具をガシガシ積んでキャンプに行きまくり、最高のキャンプギアとしてもスーパーカブ110は役立ってくれました。キャンプブームに乗じてキャンプにどハマりし、昨年は毎週のようにキャンプに行っていました。
■維持費
最低限の維持費(年間)は下記の通りで、2万円未満といったところです。
軽自動車税:2,400円
自賠責保険:4,975円(2年契約で9,950円)
任意保険 :12,620円
合計 :19,995円
運用にかかる最低限のコストは以下の通りです(以下は自分の場合です)
ガソリン・オイル代
燃料費 :約12,000円(年間走行距離:6,000km÷燃費:約60km/L × リッターあたりのガソリン代:120円)
オイル :約3,300円(ホンダG2を2000kmごとに交換)
ということで税金や保険などの最低コストは20,000円程度、年間に6,000キロ程度走るなら最低でも36,000円程度見積もっておけば良いということになります。車に比べれば激安な維持費なので原二が街に増えまくるのも納得ですね。
■総評
とまぁ、ここまでスーパーカブ110をべた褒めしてきましたが、一つだけ大きな欠点があります。。。
それは、このスーパーカブを買ってしまうと“これで充分”というバイクライフの停滞期を招きかねないところです。
個人的な話ではありますが、JA07(初代スーパーカブ110)に乗っていたときもVTR250のセカンドバイクとして買ったつもりが、いつの間にかカブが事実上のメインバイクになってしまい、乗らなくなったVTR250のバッテリーが上がってしまうこともありました。
現在もXR230とスーパーカブ110の2台持ちをしていますが、ロングツーリング以外はほぼスーパーカブ110しか乗らない生活をしており、メインとセカンドの立場が逆転している状態にあります。
バイクに乗り始めて10年経とうとしている自分がいつまでも大型バイクの免許を採ろうとしないのもこのクラスのバイクが面白すぎてハマり続けているからかもしれません。。。
来月発売の新型ハンターカブ(CT125)にも早く乗りたくて堪りません^^;
(おしまい)
↓納車から2年目を迎えた感想を投稿してみました。気になった方は以下からどうぞ!