自分が中学生ぐらいの頃、ネット上で「未開の地、グンマー」というネタが大流行していました。そのネタを盛り上げるキッカケとなったのが、この場所です。
どうみてもアフリカや南米の国境にしか見えません。。。
立入禁止の看板と群馬県の看板が横に並んでいるのが未開の地を余計に感じさせます。
ということで今回は中学生の頃からずっと気になっていたグンマーの国境へツーリングしてみました。
まず、このグンマーの国境は、長野県との県境にある「毛無峠」という所にあります。
不思議な力の影響なのか調べても一発で出てこないのが謎ですね。
群馬県はかなり広大ですが、19馬力しかないXRで北関東のカオスな高速道路に乗りたくないので朝の６時から出発します。
道中にある渡良瀬遊水地でR25に乗るソウルブラザーと合流し、354号線でグンマーを目指します。
連休ということで道は少し混んでいましたが、草津方面に向かう車が大量にいる中之条を抜けたあたりから道は空き始め、１３時過ぎには万座ハイウェイまで来れました。
二輪で片道740円という通行料は意味不明でしたが、道中の景色はとても気持ちが良かったです。
そして走り続けること数十分、樹木が急に姿を消し、日本離れした景色のグンマー国境に辿り着きました。
国境地帯はどう見てもアフリカみたいな景色が広がっていました。
さらに広大な景色を見てみるべく側にある破風岳に途中まで登ってみることにしました。
ロープウェイの支柱がある辺りまで登った所で後ろを振り返るとRPGゲームのステージを連想させるような景色が一面に広がっていました。
このロープウェイの先にはかつて鉱山があり、近くに集落もあったそうです。
いつまでもこのノスタルジックな景色を眺めたい気持ちになりましたが、今日のキャンプ地に行く時間が迫っていたため、軽食を取り、出発することにしました。
絶景の中で食べる新発売のカップヌードル味噌味は最高の一杯でした。
毛無峠を後にし、110km先のキャンプ地に向け、ひた走ります。
なんだかんだキャンプ地には日が沈む前に着くかと思っていましたが、連休の影響でキャンプ地に着いた時には夜もすっかりふけてしまいました。
道中は恐ろしく暗く寒く、本当にこの先にキャンプ場があるのかと思いましたが、キャンプ場に着くとテントが所狭しと並び、駐車場は満杯でした。なんとか空いているスペースを見つけテントを設営し、楽しい晩酌の後、眠りにつきました。
そして翌朝起きてみると、テントの外には素晴らしい景色が広がっていました。
こんな素晴らしい景色をキャンプで見るのは初めてでした。
コーヒーを飲んだりして１時間ほどボンヤリしていると霧が立ち込め、より幻想的な景色が現れました。
しばらく素晴らしすぎる景色を堪能した後、キャンプ道具をバイクに載せ、湖の周りを一周して前橋方面に戻ることにしました。
道中の道の駅で群馬が舞台のアニメ「お前はまだグンマを知らない」でグンマ県民以外が摂取すると死に至ると言われていた、焼きまんじゅうを食べて帰路につくことにしました。
幸いにも死に至らなかったのは同じ北関東の民だからでしょうか＾＾；
渋峠や榛名など今回だけでは周りきれないほど魅力的な場所が群馬にはまだまだたくさんあるそうなので、近いうちにもう一度、群馬県を訪れたいですね。
（おしまい）
