Day1のつづき記事になります。Day1は下記リンクからどうぞ↓
研修施設で快適に夜を明かし、朝食と温泉を堪能した後、9時過ぎに只見方面を目指します。
この日も快晴で最高のツーリング日和です。
南会津を出て1時間ほどで只見に到着です。
只見線が再開したときは2両の電車がパンパンになるぐらい観光客が押し寄せていましたが、この日は駅前も閑散としていました。駅前はコンビニやドラッグストアなどチェーン店もなく、日本の原風景的な駅前という感じで大変良かったです。令和の時代になってもファスト風土化を受けない街というのはなかなか珍しいものです。
只見駅を出てしばらく走ると只見ダムが突然現れましたが、そのデカさには度肝を抜きました。
貯水量日本一のダムは伊達ではないのを実感します。水面に写った逆さダムの美しさは圧巻でした。
只見ダムと田子倉ダムを抜け、六十里越雪割り街道をひた走り、新潟県に入ります。反対車線からはバイクと車がドンドンきますが、新潟方面に向かう道は貸し切り状態でした。
あまりにも車がいないので、スノーシェッドで写真を1枚取っていきます。新緑の美しさとスノーシェッドの朱色が織りなす鮮やかさに思わず呆然と見とれてしまいそうになります。
そのまま貸切状態の街道を走り続け、11時頃に道の駅入広瀬まで到着しました。
道の駅のすぐ傍には鮮やかなブルーの鏡ヶ池があります。女神が水面を鏡代わりにしていたという逸話のとおり、周囲の木々を写す姿は大変きれいでした。
道の駅のレストランで胡桃蕎麦を食べていきます。食べ方が良くわからなかったのですが、最初はツユだけで食べて、薬味と胡桃を入れて味変しながら楽しむようです。
道の駅で蕎麦を食べたあとは、折り返して帰路につくことにします。節約のためにオール下道なので、今回も早めに帰ることにします。
記念碑があったので写真を取っていきます。この街道は6里(24キロ)ほどの距離ですが、10倍にも思えるほど険しい道のりであったことから60里と呼ばれるようになったようです。確かに大型バイクなので楽勝でしたが、原付や自転車で来たら結構大変だろうと思います。
只見線と並走するルートで帰路につきますが、結局一度も電車が走るところを見ることはありませんでした。沿線には撮り鉄の方々が結構いましたが、30度近い強い日差しの中をスナイパーのように不動で待っていて素直に脱帽しました。
帰路も素晴らしい景色の中を走り抜けます。次は只見線に乗って秘境感を味わってみるのも良いかもしれません。
ということでNC700Sで只見ツーリングに行きましたが、今まで只見にいったことがなかったのが勿体ないぐらいに素晴らしいツーリングとなりました。また夏が来る前にもう一度ツーリングに来たいと思えるぐらい素晴らしい1泊2日の旅になりました。
(おしまい)