前回の南房総ツーリング①の続き記事となります。
スーパーホテルの無料朝食で腹を満たして今日の目的地に向かいます。この日は夕方から仕事をする予定なので、近場でサクッと回れそうなスポットに行ってみることにしました。
まず向かったのは市原市内からほど近い長生郡長南町にある笠森観音です。
この笠森観音、日本では珍しい四方懸造という建築方式で岩の上に柱が組まれて建っている寺院となっています。
この観音堂は長元元年(1028年)に建立され、明治41年に国宝になり、昭和25年に国指定重要文化財となったそうです。
正面から見ると京都の清水寺のように見えますが、四方を柱で囲むその姿は圧巻の一言に尽きます。
この柱は全て巨大な岩の上に建っているそうです。見た感じ岩の上に観音堂が覆いかぶさるように建っている感じですね。
拝観料300円を払って観音堂からの景色を望みます。かなり高さがあるので見晴らしはなかなか良い感じです。
観音堂から降りて裏門を経由して駐車場に戻ろうとすると遊歩道は木の根に覆われ凄まじいことになっていました。
この笠森観音周辺は笠森自然林として天然記念物にも指定されており、創建当初から伐採が禁じられているそうです。
笠森観音を出た後、時間にまだ余裕があったので久しぶりに近くにある大多喜町の手掘りトンネルを見て行くことにしました。
千葉県内に数多く点在している手掘りトンネルですが、なんといっても向山トンネル(二重トンネル)の美しさは別格です。このトンネルができた経緯を説明すると長くなるので気になった方は他のサイトを参照してもらえればと思います。
この日は少し早めですが、二重トンネルを見た後、帰路につきました。
(後日)
房総半島の最南端、野島崎で最南端の碑の写真を撮り忘れていたのと最南端から東側(鴨川市)あたりも行ってみたくなったので、後日、日帰りでツーリングに行ってきました。
朝9時に家を出て13時前に野島崎に到着し、前回写真を撮り忘れていた最南端の碑をカメラに収めて次の目的地に向かいます。
房総半島の最南端から太平洋沿いにバイクを走らせます。この日は出発が遅かったため、ゆっくり回りたい観光地をすっ飛ばして景勝地を見ながら九十九里まで向かうことにしました。
まず訪れたのは千葉県内で最も大きい有人島の仁右衛門島です。新日本百景にも選ばれている名勝地だそうで、かつて源頼朝が平家から逃れるために身を隠した島でもあるそうです。
続いて訪れたのは、同じく新日本百景に選ばれた鴨川松島です。外房随一の景勝地とも景勝地と呼ばれているようですが、あいにくバイクを停めてゆっくり景色を眺められるような展望台もなかったため、道路沿いから写真を撮って次の目的地に向かうことにしました。(後から知った情報ですが、山側のほうに展望台があるようです)
次に訪れたのは、断崖絶壁の絶景を望むことができる、いすみ市のママ岬です。
この素晴らしい絶景を拝めるにもかかわらず、他の観光客は誰一人いませんでした。
このママ岬、磯釣りの名スポットだそうで、メジナやクロダイの大物が結構釣れるそうです。
いすみ市を出た後は、九十九里浜沿いを走る九十九里有料道路を抜けて千葉東金道路から東京方面への帰路に着きました。九十九里有料道路は貸し切り状態でGOPROを持ってこなかったのが惜しいぐらい爽快に走ることができました。
真冬のツーリング先として名高い房総半島ですが、まだまだ見どころ走りどころあるあるアルハンブラですね^^
次は富津岬のあたりに行ってみたり、太平洋側の観光スポットをゆっくり回ってみたいところですね。
(おしまい)